第104回全国高校野球選手権大会(甲子園)は17日、今大会最初の休養日となった。18日の準々決勝で近江(滋賀)と対戦する高松商(香川)の長尾健司監督が代表取材に対応。4強をかけた一戦を前に意気込みなどを語った。

 やはり警戒すべきは、あの男だった。長尾監督は近江の印象について「試合巧者。大黒柱がおるチーム。今どき昭和の野球というか、エースで4番キャプテン。すごいと思う。でも、それだけすごい二刀流がおるということでもある」と、相手の精神的支柱・山田陽翔の存在の大きさを認めた。その上で「バッテリーが最少失点で切り抜けていくこと。大量点を取られないようにしたい」と、プロ注目右腕からそう多くは得点を望めないことを覚悟している様子だった。
 
 高松商の主将で高校通算66発を誇る浅野翔吾も今秋ドラフト1位候補。今大会の主役たちが相まみえる準々決勝は、野球ファン注目のゲームとなりそうだ。