勝って兜の緒を締めた。第104回全国高校野球選手権大会(甲子園)第10日第2試合は高松商(香川)が、九州国際大付(福岡)を2―1で下して52年ぶりのベスト8進出を決めた。
ロースコアのゲームを制した長尾監督は開口一番「いや…流れの悪い攻撃パターンだったんで非常に苦しかった」と苦言を呈すと「やるべきことをやって、目の前のアウト一つ一つを取っていきたい」とチームを引き締めた。勝つには勝ったが、記録に残らないミスが散見。取れるアウトを取れず、走者を送るところできっちり犠打を決めきれなかった点を指摘した。その上で、ナインから愛される熱血漢は「僕はバントミスした人は〝徹夜〟でバント練習だと思うんですが、やってない人がいたら(周りは)注意してほしいですね」と、おなじみのユーモアを含んだ言い回しで反省を強く促した。
走攻守揃ったプロ注目の浅野(3年)に関しても、先制点につながる好走塁を手放しで褒めたたえたかと思うとすぐさま「それ以降は全然ダメでしたけど!」と愛嬌たっぷりに注文をつけた。ちなみにこの日の浅野は二塁内野安打、死球、四球、右飛と4打席で3出塁。まともな勝負を避けられる中で、1番打者の役割をしっかりこなして勝利に貢献した。
1点差ゲームをモノにして目標だった8強入りを決めても「守り勝つ野球はできましたが、それができたからと言って、なぜ攻撃がおろそかになるのかと思うゲームでした!」などと最後まで笑顔はなかった長尾監督。主力2選手が一時的に離脱したことを受けてチームの目標設定を「優勝」に上方修正する中で、選手に慕われる熱血漢はさらなる躍進へ手綱を締め直した。












