本塁打攻勢で試合を決めた。第104回全国高校野球選手権大会(甲子園)第2日の7日、第3試合は鶴岡東(山形)が今大会1号を含む3本塁打と打線がフル回転し、盈進(広島)に12―7で打ち勝った。

 鶴岡東は初回から足を絡めチャンスを広げると、相手の失策にも乗じて一挙4得点。2回には土屋奏人(3年)が左翼席へ2ランを叩きこんで加点した。8―5とリードして迎えた7回には、またも土屋が大会2号のソロを左中間席へ。それでも鶴岡東の勢いは止まらない。4番・前田(3年)にもソロが飛び出すなど、強打を見せつけた。

 土屋の活躍ぶりに佐藤監督は「もともと長打力はあるが、まさか2本打つとは。びっくりしました」と驚きの表情。「2本目を打つ前に足をつっていた」と万全な状態でなかったことを明かし「タイミングが合っていた」と、大舞台での勝負強さに目を細めた。

 聖地で躍動した土屋は「試合前は緊張していたが、球場に入ってからは楽しいと思った」と胸を張ると「2本目は投げている投手を助けたかった」と、盈進の猛追を受けた投手陣に勇気を与える一打に納得顔だった。

 大舞台でチームを勢いづける2発3打点の大暴れ。今大会の注目選手の1人として一躍、名乗りを上げた格好だ。