第94回選抜高校野球大会(甲子園)第2日の20日、第3試合は聖光学院(福島)が二松学舎大付(東京)に9―3の快勝。実力校同士の一戦は中盤までに大量得点差がつく思わぬ展開となった。

 いいところなく敗れた二松学舎大付は、エース左腕・布施(3年)の乱調が響いた。初回先頭に四球を与えるなど、このイニングだけで3四球。「ブルペンの調子は悪くなかった」というが、甲子園独特の雰囲気に自分の投球を見失った。5四球(1死球)を与え、5回途中7失点。「最初から代わるまで流れを切れなかった。自分の心が幼くて未熟さが出てしまった。野手からも声をかけてもらっていたんですが…。ただ自分が飲み込まれてしまいました」と唇をかんだ。

 かねてメンタル面を課題に挙げてきた市原監督も「技術よりも気持ちの部分。(夏に向けて)精神的な成長が必要」と期待ゆえの注文をつけ、たくましいエースへ変貌することを願った。