19年ぶりの春制覇へ快勝発進を決めた。第94回選抜高校野球大会(甲子園)第2日の20日、第1試合は広陵(広島)が敦賀気比(福井)を9―0で下した。ともに高校球界を代表する名門で中国王者と北信越王者の好カード。注目の一戦は広陵のエース・森山(3年)が緩急自在の投球で8回途中まで2安打に封じてリズムをつくった。96球とテンポの良い投球に攻撃陣が17安打と応えて9得点。拮抗した試合展開が予想された中で、終わってみれば4度目のセンバツ制覇を狙う「春にめっぽう強い広陵」が貫録勝ちした。
名将・中井哲之監督(59)は森山について「あまりスピードはないが、適度に暴れて、ここぞの場面でいい球が行っていた」とエースの快投をたたえた。快調な滑り出しを見せた打線についても「チーム全体としてよくバットが振れている」とニンマリだった。
次戦は優勝候補同士のカードとなる九州国際大付(福岡)戦。中井監督は「左投手でなかなか打たせてもらえないと思うので、1点勝負になると思っている。ムダな点を与えないことが大事になってくる」と展望を語った。今大会注目のスラッガー・真鍋(2年)ら主軸に左打者が並ぶ広陵。九国のエース左腕・香西(3年)を警戒しつつ、名将は「ウチの左打者は左投手を苦にしない」と強気な一面ものぞかせ、チームを鼓舞した。












