【センバツ】明豊 監督の人見知りがナインにプラス作用

2019年03月30日 13時00分

ナインを迎える川崎監督(中)

【ズームアップ甲子園】第91回選抜高校野球大会は第7日、2回戦3試合が行われ、第1試合で明豊(大分)が2―1で札幌大谷(北海道)を下し、8強進出を決めた。代名詞の猛打爆発とはいかなかったが、5回までに4番野辺(3年)の適時三塁打などで2点をリード。投げては2年生エースの若杉が7回を6安打1失点、5奪三振の力投で昨秋の明治神宮大会の王者に競り勝った。

 勝利の裏には、川崎監督の意外な欠点が関係していたようだ。選手の一人は「監督さんは極度の人見知り。人と話すときは目を合わせないし、チーム内でもキャプテンや数人を除けば、話したことすらない選手が大半です。あいさつしてもうなずくくらいで、怒るときも全然声が通らないので、なんで怒られてるのかわからないんです」と監督の“素顔”を明かした上で「もしかしたら、監督さんも(意図的に)手の内を明かさないようにしてるのかも。監督さんの考えが分からないからこそ、自分たちでいろいろと頭を使うんです」と話す。

 それでも、もっと監督とコミュニケーションをとりたいというのがナインの本音だ。別の選手は「このまま勝ち進めば今まで以上に注目される。取材が増えれば監督さんの人見知りも直るかもしれない。夏まで残り少ない時間、監督とはもっといろいろ話したい」と勝利へのモチベーションにもなっている。

 甲子園では夏に3度あるベスト8がこれまでの最高成績。初の4強入りと川崎監督の人見知り克服へ、明豊ナインは一丸だ。