陸上女子やり投げで2024年パリ五輪金メダルの北口榛花(JAL)が、自身の知見を後輩たちに惜しみなく伝えた。

 2回目となるやり投げ特化型の陸上教室「はるかなる教室 Supported by JAL」が7日に千葉市内で行われ、午前の初心者クラスに16人、午後のスペシャリストクラスには10人が参加した。スペシャリストクラスは将来的に世界を目指す意思のある選手が名を連ねており、北口は冒頭で「チャンスはふらっと歩いてくるものではない。今日でヒントを得られるかもしれない。チャンスだと思うので、困っていることを言葉にしましょう」と呼びかけた。

 北口は歩き方や走り方の基本動作、やりを投げるにあたってのポイントなど、幅広い観点から指導を実施。「なかなかやり投げの指導者が少ないことは自分自身も知っているし、なかなかちゃんと教えてもらえる機会がないのはわかっている。それぞれが悩みを持っていると思っていたので、できるだけ一人ひとりの悩みに応えたいと努力した」と振り返った。

 未来のやり投げ界を担うスター候補たちの指導を通じ「今日も『応援しています』と言ってくれる子供たちもいたし、自分自身のことを見て来てくださったんだなと実感した。それ力に変えて、来季からまた頑張りたい」と刺激を受けた様子を見せた。

 その北口はオフ期間に目標の70メートル超えを見据えたトレーニングを積む予定。「今は勝負のために70メートルが必要だと思っている。そのベースがまだできていないと感じている。ワンクールちゃんとケガせずに過ごすことで、来年の9月(世界選手権)に向けてどうなるのかがすごく楽しみ。とにかくケガをせず過ごしたい」と意気込んだ。