陸上男子マラソンで世界選手権4度出場の川内優輝(39=あいおいニッセイ同和損保)が、この1年に再起をかける――。
川内は5日、都内で精密機器メーカー「GARMIN」主催のランニングイベントに登壇。終了後に本紙の取材に応じた。この日は一般のランナーに自身の取り組みを紹介した後、ともに実走。「こういうスポットでいろいろ聞いてもらって、何かヒントになるようなアドバイスするのはすごく楽しい」と充実感を漂わせた。
一方で、本格的な指導者転身には慎重な構えを見せる。「数年前に学習院大のコーチをしたときにうまくいかなかったので、継続的に指導するのは無理かなと思っている」と語り、当時を「自分の学生時代の感覚と今の学生の常識にちょっとズレてしまっている部分があって、難しさがあった」と振り返った。
「生涯現役」を掲げる川内は、この1年がアスリートとしての去就を大きく左右するという。「走ること自体は死ぬまでやっていきたいが、ここ数年ケガもあってかなり厳しい状況にある」と語り「3年間も2時間10分を切るような記録を出せていないので、もう有効期限切れ。大会から招待選手として呼ばれなくなったら考え方を変える必要はあるので、ある意味勝負の年」と表情を引き締めた。
「最低限2時間10分切りのところまでは戻さないといけない」と口にするマラソン界のレジェンドは「やっぱりマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の権利は取りたい。そこまで行くのが今の1番の目標」と復活のロードマップを描き、尽きない意欲をのぞかせた。












