日本陸連は5日、愛知・名古屋市内で会見を行い、2028年ロサンゼルス五輪代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC=27年10月3日、パロマ瑞穂スタジアム発着)のコースを発表した。

 過去2回のMGCは東京で開催された。3回目の今回は愛知・名古屋市での実施となる。高岡寿成シニアディレクター(SD)は「目指すのはMGCを経てロサンゼルス五輪のメダル。そこに焦点を当てたい」と意図を説明。日本陸連は「メダルが狙える記録を持った選手」「再現性・調整力のある選手」「最も勢いのある速い選手」の3点を軸に、選手選考を進める構えだ。

 現段階で男子は29選手、女子は19選手がMGCの出場資格を得ている。今回のMGCは愛知・名古屋アジア大会のメイン会場だったパロマ瑞穂スタジアム発着で、一部は周回コースとなっている。スタートは上り基調で、15キロ地点では名古屋城を通過する。最後の5キロは直線だが、終盤は下り基調となっている。またペースメーカーはつけないという。

 2019年のMGCで2位に入った21年東京五輪代表の鈴木亜由子(日本郵政グループ)は、この日の会見でコースを分析。「今回は折り返しも多いし、アップダウンもある。なかなか厳しいコース」と語った。高岡SDは「ペースメーカーがいないのでどこで勝負がつくか分からない。日本の選手が五輪でメダルを取るための要素が詰まっている」との見解を示した。
 
 MGCは基本的に男女とも1、2位の選手がロサンゼルス五輪代表に決定する。ただMGC前に「MGCファストパス」(男子2時間03分59秒、女子2時間16分59秒)を突破した選手の上位1選手は日本代表に内定。突破した選手が出た場合はMGCでの内定は1位のみとなる。