F1アストンマーティンにエンジンを提供するホンダへの不満が高まっている。メキシコ・グランプリ(GP)ではフェルナンド・アロンソ(スペイン)、ランス・ストロール(カナダ)がともにエンジントラブルによって5周しか走れずにリタイアしたからだ。

 スペイン紙「アス」は「ホンダがまたやってくれた」との見出しを付けて「アストンマーティンはエンジンの不具合により高地でのレースで競争力を維持できなかったため、6周目でリタイアした。標高2200メートルのエルマノス・ロドリゲス・サーキットではホンダのパワーユニットは予選とレースのコンディションで性能を発揮できなかった」と報じた。

 その上で「レース前の記者会見でメキシコシティーの空気密度の低さがターボチャージャーに及ぼす影響を強調した後、日本のエンジニアは週末を台無しにする原因、つまり信頼性の問題を見落としていた。6周目に立て続けにリタイアするという滑稽な事態を分析した後、エンジニアは故障の原因を確認した。メルセデス、フェラーリ、レッドブル・フォード、アウディという他の4つのエンジンメーカーは週末を通して、このような故障を経験していなかった」とホンダを酷評した。

 同紙によると、ホンダの折原伸太郎チーフエンジニアはトラブルについて「ERS(エネルギー回生システム)の冷却回路が特定の状況下で負荷がかかっていることに気づきました。レース中は正常に機能していましたが、コース上のいくつかの例外的な状況でこの負荷が発生し、車を停止せざるを得ませんでした。これは標高が原因です」と説明したという。

 今季、良いところのないアストンマーティンはホンダとの信頼関係を強調しているが、改善しない状況に周囲は不満をくすぶらせているようだ。