F1ハースで勃発した〝内紛〟について、小松礼雄代表が内幕を明かした。

 ハースでは平川亮が1日(日本時間2日)に行われたメキシコ・グランプリ(GP)決勝で電撃デビュー。10位入賞を果たしたが、その経緯を巡り大騒動に発展した。メキシコGPでハースは、若手枠でフリー走行1回目に平川が出走。これは他チームでも見られる通常の新人起用で、同2回目には正ドライバーのオコンがハンドルを握った。しかしその後、異例の事態に発展。ハースは同3回目以降、予選や決勝も含めて平川を起用すると突然発表したのだ。

 ハース側は電撃交代の理由を明らかにしなかったが、フランス紙「レキップ」がオコンによる暴行疑惑を指摘するなど報道が過熱。オコンは暴行については完全否定したが、チームスタッフ間で口論があったことは認めている。

 そうした中、ドイツ紙「ビルト」は騒動の内幕を報道。「オコンは、小松と話をするまでは立ち去らないと答えた。小松氏がオフィスを出ようとした際、オコンは肩をつかむという暴力的な行動に出たとされている」などと伝えた。

 一方、小松代表はフランス放送局「カナルプリュ」で今回の騒動について言及。「これは重大な決断であり、大きな結果と大きな影響をもたらすだろう」とした上で「これは軽々しく下した決断ではありませんが、同時に、私にはこれ以外に選択肢がないと確信していました」とオコンの〝追放〟の正当性を強調した。

 また、小松代表はオーナーのジーン・ハース氏に相談し、支持を得たことも強調。「私は理由と、我々が講じ得る対策を説明しました。それで、ジーンは私に決めさせてくれた。だから、私はそのことについて全責任を負う」と語っている。

 ビルト紙によると、今後はオコンとの契約を即時解除するための協議が行われる予定。代役については平川は1戦限定で、シーズン残りは来季から正ドライバーとなるラファエル・カマラが起用される見込みだ。

 ハースの内紛騒動はまだまだ波紋が広がりそうだ。