F1メキシコ・グランプリ(GP)決勝が1日(日本時間2日)に行われ、エステバン・オコンの追放により代役としてハースから緊急デビューした平川亮が10位に食い込み、初出走初入賞の快挙を果たした。
今季限りで退団予定だったオコンはメキシコGP中に小松礼雄代表などチームスタッフとの口論が海外メディアで一斉に報じられ、ハースはオコンに代わり平川を決勝に起用すると電撃発表した。突然の出番にも平川は冷静な走りを見せ、リタイアが相次ぐ乱戦の中で安定したパフォーマンスを発揮。13位でチェッカーを受けた後、ペナルティーにより3選手の降格が決まって10位に繰り上がり、見事にポイントをゲットした。
平川はレース後「最初のスティントは大変でしたが、多くのことを学びました。セーフティーカーが出て、ソフトタイヤになった後は自信がつき、最後のセーフティーカーが出た後はさらに自信がつき、2台を抜くことができました。このようにフィニッシュできてうれしいです。この瞬間をかみ締めたいです。今日は夢のような一日だったので、本当にうれしいです。この瞬間を存分に楽しみたいです」と喜びを爆発させた。
小松代表も平川を絶賛。「亮のF1初レースについて何と言えばいいのか。最初のレースのスタートは良く、予想通り、レースを通して彼は改善し、冷静さを保っていました。2回目のレースのスタートはそれほど良くありませんでしたが、ウィリアムズの2台をオーバーテイクするためにどのように戻ったかは完璧だったので、彼は自分のパフォーマンスを本当に誇りに思うべきです」とたたえた。
海外メディアからも称賛が相次いでいる。英モータースポーツ専門メディア「ザ・レース」は各ドライバーを「勝者」と「敗者」に分けた上で、平川を「勝者」に認定。「2027年のハースのシートを巡る争いでラファ・カマラに敗れ、来週末にはWECのレースが控えていること、そしてエステバン・オコンが復帰しない場合はカマラが正式にシートを獲得する最有力候補であることを考えると、今回の週末途中の急な招集は、平川亮のF1レースキャリアの終着点となる可能性が非常に高い」と指摘した上で、こう続ける。
「状況やペナルティーによるかなりの助けがあったとはいえ、彼は最終的にトップ10入りを果たした。レース後にその記録が引き継がれたという事実が、厳しい状況下での平川選手の全体的なパフォーマンスを過小評価させている。実際には、彼は非常に立派な走りを見せたのだ」とその実力を高評価した。
32歳にして最高峰の舞台にたどり着いた平川が、たしかな爪あとを残した。












