早くも大フィーバーだ。フィギュアスケートの全日本選手権アイスダンス予選会(10月31日、ALSOKぐんまアイスアリーナ)、リズムダンス(RD)が行われ、デビュー戦となった〝しょまりん〟こと本田真凜(25)、宇野昌磨(28=ともにトヨタ自動車)組は58・68点で4位発進だった。

 今大会は東日本選手権と兼ねて開催された一戦。通常は無料で観戦できるが、主催者側はチケットの有料販売を決断した。その理由について、フィギュア関係者は「チケットが有料になるのはやっぱり〝しょまりん〟がいるからですよ」と指摘。全席指定で5000円のチケットは完売となり、約1700席の固定席が満員となった。他にも1000円で販売された大会プログラムの売れ行きも好調で、前日比約2倍の売り上げがあったという。

華麗なリフトも披露した〝しょまりん〟
華麗なリフトも披露した〝しょまりん〟

 この日は宇野のグッズを持ったファンが数多く見受けられた。新たなスタートを切ったカップルに熱い声援を送るなど、会場の盛り上がりは高まっていた。そこで事前にフィーバーぶりを予想した動きもあったという。フィギュア関係者は「〝しょまりん〟は騒ぎにならないように、他の選手と違う時間に車で会場に来ていた」と明かした。

 周囲の期待を背負う〝しょまりん〟は、粗削りながらもキレ味鋭い演技で観衆を魅了。初陣を終えた宇野は「最後まで滑り切ることができたというのが、僕たちにとってすごく誇りに思うべきポイントだった。一番最初に出た感想は『よく頑張ったな』。正直、評価してほしくないくらいよかったなと思う」と感慨深げに語った。

 カップル結成を発表したのは5月。シングルでも活躍したスケーター同士の現役復帰をめぐっては、一部から心無い声も飛んでいる。それでも、本田は「たくさん注目していただいているからこそ、いろんな意見が自分たちにも聞こえてくるかなと思うけど、本当に必要な意見だけを取り入れたい」ときっぱり。大切なパートナーを信じて歩みを進める。