進化を証明だ。フィギュアスケートの全日本選手権アイスダンス予選会(31日、ALSOKぐんまアイスアリーナ)、今季国内大会初戦の〝りかしん〟こと紀平梨花(鹿島)、西山真瑚(オリエンタルバイオ)組はリズムダンス(RD)で65・79点をマークして2位発進。9月の木下グループ杯で記録した61・37点を大きく上回った。

 木下グループ杯後は「たくさん練習をしてきて、ブラッシュアップもすごい重ねた」と紀平。目標だった65点台に届かなかった反省を生かし、この日は大きなミスなくまとめた。西山は「納得いった演技の形じゃなかったけど(非公認ながら)65点という自分たちの自己ベストを出せたことは自信にもなった」と手応えを語った。

 演技の終盤には西山の背中を使って紀平が1回転するリフトを披露した。紀平は「一緒に練習しているチームのカップルでも、大きなアクロバットな技を取り入れている方がたくさんいらっしゃった。私たちも最後に行くにつれてどんどん盛り上げていけるといいなという思いがあった」と経緯を説明。西山は「自分たちの強みの一つとしてアクロバティックなことができるというのがあって、今回新技を組み込んだ」とうなずいた。

 拠点のカナダから帰国したのは数日前。2人とも「時差の影響はゼロではない」と口にするが、言い訳にするつもりはない。西山は「うまく睡眠を調整して、いいパフォーマンスがフリーダンスでもできるといいなと思う」。結成2季目の新米カップルは、日を重ねるごとに成長を実感している。