陸上の全日本大学駅伝(11月1日、愛知・熱田神宮西門前~三重・伊勢神宮内宮宇治橋前、8区間106・8キロ)を前に、東洋大の酒井俊幸監督(50)が逆襲を誓った。

 東洋大は今年1月の第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で14位。20年連続で獲得していたシード権を落とす屈辱を味わった。今季は「原点回帰」をスローガンに、ゼロからのスタートを切った。今大会に向けては5月の予選会で2大会ぶりに出場権を獲得。さらに、17日の箱根駅伝予選会では21年ぶりの出場ながら意地を見せ、全体1位で25年連続85回目の本大会切符を勝ち取った。

 今大会は箱根駅伝の〝前哨戦〟でもある。チームは31日、愛知・名古屋市内で行われた開会式に出席。酒井監督は「(箱根駅伝の)予選会でトップ通過はしたとはいえ、やはり強豪校と勝負するのは今回の駅伝の大切なところ。予選会トップの力では、本戦で通用するわけではない。本戦に出場する学校としっかりやってきたい」と元日決戦を見据えた。

 補欠登録の陳内紫音(3年)も「チーム全体で良い練習が積めている」と手応えを口にする。「ここの全日本や、最終的には箱根が一番の目標。チームで合宿で練習を積めたので、そこから予選会に向けた練習と、本戦の練習は内容や目的も変わってくる。それをどう今後に生かして、つなげていくかだと思う」と力強く語った。

 屈辱を味わった名門が、ここから反撃に転じる。