F1ハースでリザーブを務める平川亮が1日(日本時間2日)に行われるメキシコ・グランプリ(GP)決勝で電撃デビューすることが決まったが、その経緯を巡り大騒動が勃発した。
メキシコGPでハースは、若手枠でフリー走行1回目に平川が出走。これは他チームでも見られる通常の新人起用で、同2回目には正ドライバーのオコンがハンドルを握った。しかしその後、異例の事態に発展。ハースは同3回目以降、予選や決勝も含めて平川を起用すると突然発表したのだ。
ハース側が電撃交代の理由を明らかにせず、オコンがすでに追放された状況になったことから大波紋。フランス紙「レキップ」がオコンによる暴行疑惑を報じるなど情報が錯綜している。
米スポーツ専門放送局「ESPN」は舞台裏を速報。「ハースはその決定について詳細を明らかにしなかった。チームの広報担当者は、急な交代は病気によるものではないと述べるにとどまった。チームの声明にはそれ以上の詳細は記されておらず、現時点では情報提供は行わないとしている」とした上で、こう続ける。
「オコンとハースの関係はここ数か月で悪化している。ESPNの情報筋によると、金曜日の夜、オコンと小松(代表)の間で激しい口論があったことが確認された」とオコンと小松代表の間で衝突があったことが原因とズバリ指摘した。
当のオコンは自身のSNSで緊急声明を発表。暴行疑惑は否定した上で、口論があったことについては認めた。
「この件に関する一部の報道や憶測について、正式に説明したいと思います」とオコンは切り出すと、「昨夜、意見の相違から関係者間で話し合いが行われました。話し合いがあったことは認めますが、いかなる種類の意見の相違を解決するために、いかなる形の暴力が用いられたという報道や主張も断固として否定します」と口論こそあったが、手は出していないことを強調した。
「私はあらゆる形態の暴力行為を強く非難し、意見の相違は常にプロ意識、敬意、そして相互理解をもって対処されるべきだと強く信じています。この件が解決されるまでは、憶測を控えていただくようお願い申し上げます」と訴えた。
ESPNは「声明では今週末以降の展開については明言されなかったものの、状況を知る関係者筋が語ったところによると、オコンのハースでの在籍期間は終了したとのことだ」と報道。オコンは今季限りでの契約だったが、シーズン終了を待たずに契約解除となり、すでにチームから追放されたと伝えた。
平川は非常事態の中で最高峰の緊急デビューが決まったが、雑音を払拭する走りを見せられるか。












