MLB選手会は29日(30日)にFA選手144人を発表した。FAとなった選手は今季の所属球団と5日間の独占交渉が可能だ。所属球団は1年契約のクオリファイング・オファー(QO)を提示できる。今季は2315万ドル(約36億5000万円)で提示は11月2日(同3日)までだ。

 米FOXスポーツ(電子版)はFA選手トップ50を発表し、カブスからFAになった鈴木誠也外野手(32)は4位に入った。「鈴木は層の薄いFAの野手陣の中でも注目の存在だ」と論評し、予想年俸を今季の1800万ドルからアップの2750万ドル(約43億3000万円)と算出。「カブスはQOを提示するとみられているが、彼はそれを拒否してFA市場に出る可能性が高い」と指摘した。

 阪神からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す阪神の佐藤輝明内野手(27)は5位に選出された。「彼は国際市場において紛れもないトップスラッガーであり、おそらく現在獲得可能な打者の中で最高の選手だろう」と絶賛。

 ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)の成功がプラスに働き、同様に三塁からの守備位置の転向を迫られるかもしれない」とするも、「球団が求めているのは打撃力だ」と強調した。

 同様にポスティングシステムで米移籍を目指すと予想されている西武の平良海馬投手(26)は19位。「彼はFAの選手の中で最も未知数」との評価。キャリアの半分を救援投手として過ごし、今季先発に復帰したことが一部の球団に懸念材料になるかもしれないと断るも「これまでの成績は驚異的で、最終的にはスクバルに次ぐ、トップクラスの投手になるかもしれない」と期待を寄せた。

 日本ハムの伊藤大海投手(29)は21位だった。「1年前ならこのリストでもっと上位にランクインしていたでしょう」との残念がるも「多彩な投球、過去の実績、優れた制球力はローテーションの層を厚くしたチームには魅力的な要素」とまとめた。

 カブスからFAになった今永昇太投手(33)は22位だった。「実績のある左腕投手で、層の薄い先発陣のなかでは稀有な制球力を持っている」と評価。今永は昨年QOを受けており、今年は提示されることはない。「ドラフト指名権の補償がないため、契約は比較的容易。お買い得な選手と言えるだろう」と断言した。