女子プロレス「スターダム」29日の大田区大会でワールド王者の鈴季すずがスターライト・キッドを破りV3に成功した。

 鈴季とキッドはかつて「ネオ・ジェネシス」で共闘していたが、鈴季が星来芽依との衝突をきっかけに離反。王座とともに遺恨清算がかかった一戦となった。

舞華(左)と吏南(中)にベルトを見せつける鈴季すず
舞華(左)と吏南(中)にベルトを見せつける鈴季すず

 鈴季は試合開始直後、いきなりエプロンでの断崖式パイルドライバーを決めてペースをつかむ。さらにはキッドのまねをしながらその場飛びのムーンサルトで宙を舞う挑発だ。

 対するキッドは右足に攻撃を集中。テキーラショットを丸めこまれ、黒虎脚殺で絞り上げられた。さらにはスパニッシュフライから再び黒虎脚殺。さらにはムーンサルト、タイガースープレックスで猛攻を受けるも、スタースープレックスは許さなかった。

 コーナーでの攻防でキッドは顔面から流血。20分すぎ、雪崩式のドルフィンバスターを決めてキッドをグロッギー状態にすると、ジャーマンスープレックスをさく裂させる。一度は粘られるものの、2回目でついに3カウントを奪った。

 試合後マイクを握った鈴季は「顔真っ赤だな。このベルトより赤いんじゃねえか。ワールドのベルトがどれだけ重たくてどれだけ過酷なものかわかったか。おめえにはまだ負けねえよ悔しかったらいつでも取り返しに来い」とキッドにメッセージを送った。その後、かつて赤いベルトをかけたタイトル戦(2023年12月、両国)で敗れた舞華を次期挑戦者に逆指名した。

 しかしリングには今夏の「5★STAR GP」の覇者である吏南も登場。鈴季への挑戦を要求した上で「お前が2人でやりたいって言うんだったら勝手にやれ。その上で年内最終戦の12月29日の両国で赤いベルトに挑戦する。これは決定事項だ」と勝手に言い放った。鈴季は「ハチャメチャだよー。でもお前やっぱおもしれえな。はりきりチャンピオンは何でもありにするので、決定で」と快諾。V4戦の勝者が吏南とタイトル戦を行うことが決定的になった。