女子プロレス「スターダム」29日の大田区総合体育館大会で、なつぽいと新日本プロレスの鷹木信悟(43)の夫婦タッグが水森由菜&後藤洋央紀(47=新日本)に快勝を収めた。

 来年1月3日横浜武道館大会で引退を控えているなつぽいのファイナルロードで初実現した夫婦タッグ。なつぽいをボディスラムで投げつける「ぽい捨てなつぽい」こそ成功させたものの、サンドイッチラリアート、エルボードロップが立て続けになつぽいに誤爆し、会場からは鷹木への大ブーイングが発生する。何とも不安な立ち上がりだ。

 肩車状態からなつぽいを投げつける「ぽい捨てジェットプール」は後藤に決めたかと思えば、「ぽい捨てジャーマンJAPAN」に失敗してなつぽいが鷹木のバックドロップを浴びるなど、とにかくあたゆる連係で妻への負担が大きすぎる…。それでも水森に「ぽい捨てジャーマンJAPAN」をさく裂させて攻勢に出ると、最後はなつぽいが水森に、鷹木が後藤にMADE IN JAPANを同時発射するMADE IN JAPANっぽいで3カウントを奪ってみせた。

 試合後のリング上でマイクを握ったなつぽいは「ゆなもん、前回のハイスピードに続き、バイぽいロード、ワガママに付き合ってくれて本当にありがとう」と対戦相手に感謝。鷹木は「ぽいさん、ちゃんと押さえておかないとダメじゃないの?」と誤爆の責任を妻に押し付けようとしてまたも大ブーイングを浴びたが、珍しく素直に謝罪すると「おい後藤、昨年の大阪城ホール大会で言われたよな。『諦めなければきっといい奥さんが見つかるよ』。おかげさまで! かわいい嫁ちゃんをいただきました。その節はありがとうございました」と礼を述べた。

 大会前に行われた公開練習ではまさかの夫婦げんかが勃発し、気の早い一部メディアからは別居危機まで報じられた。バックステージで鷹木は「いろいろあったけど、俺たちは日常茶飯事だから」と夫婦の絆を強調。夫婦タッグは鷹木属する新日本の「Unbound Co.」プロデュース興行(11月20日、後楽園)で再結成が決まっており「誰とは言わないが、女子プロレスラーで世界中見渡して、一人戦いたい相手がいるんだ。近々どこかで発表したいと思う」と予告した。

 ともあれ今年1月に結婚を発表した2人にとって特別な思い出になった。鷹木が「絆が深まった? いやあ、分からないね。家に帰ったらもっと怒られるかもしれない。試合の時の鷹木信悟初めてじゃない? すごく面倒くさいでしょ? まさに強引なマイウェイだから。ここをしっかり修正して11月20日、行きましょう」と呼びかければ、なつぽいも「いろいろありましたけど、リング上の鷹木信悟、間近で見れてすごくカッコ良かったなって。ちょっとだけ。いろいろ反省することはあるけど、リング上でちゃんと謝ってくれたことはビックリしてる。それだけで今日のことはまあいいかな」と笑みを浮かべていた。