ソフトバンクの上沢直之投手(32)が15日、日本ハムとのCSファイナルステージ第2戦(みずほペイペイ)に先発し、6回4安打2失点と粘投した。チームは栗原のサヨナラ満塁本塁打で6―2と勝利し、3年連続の日本シリーズ進出に王手。小久保裕紀監督(55)は上沢の立ち直りを勝因に挙げた。
初回の乱調はどこへやら。立ち上がりは先頭の矢沢にストレートの四球を与えると、水野、清宮幸の連打で先制を許した。さらに野村にも四球を与えて無死満塁とされ、万波の三ゴロ併殺打の間に2点目を献上。初回だけで29球を要した。
しかし、2回は山県、進藤、西川を3者連続三振に仕留め、3回も3者凡退。4回には万波をこの日2度目の併殺打に打ち取るなど、追加点を許さなかった。
6回は一死から清宮幸に四球を与え、野村の遊ゴロで二死二塁。一打勝ち越しのピンチで万波を空振り三振に仕留めると、マウンド上でほえた。102球を投げた上沢は「立ち上がりは体が動きすぎてしまう感覚があり、制球を乱してしまいましたが、2回以降は粘り強く投げることができたと思います。野手の方のおかげでなんとか6回まで投げ切ることができました」と振り返った。
今季の日本ハム戦では3勝無敗、防御率2・20と好相性だった右腕。この日も2回以降は5イニング連続無失点と立て直し、試合をつくった。
鷹打線も2点を追う3回に先頭の庄子が中越え三塁打を放ち、正木の左翼フェンス直撃の適時二塁打で1点を返した。さらに周東の二ゴロで一死三塁とすると、近藤が右前適時打を放って同点に追いついた。
7回以降はオスナ、松本裕、杉山が無失点でつなぎ、迎えた9回。庄子の内野安打などで一死満塁とすると、栗原が福島の直球を捉え、右中間テラス席へ劇的なサヨナラ満塁本塁打を放った。
小久保監督は「上沢がね、久しぶりの登板でなかなか初回はボールが手に付いていない感じでしたけどね。さすが、あの後しっかりゼロで抑えたので、今日の逆転劇があったので」と評価。庄子の三塁打も大きかったとした上で、上沢が初回の2失点から立ち直ったことを勝因に挙げた。












