「悪の帝国」はアンチ層も引き付けるようだ。米メディア「ファンサイデッド」は14日(日本時間15日)、「記録的なNLCS視聴者数を受けて、ロブ・マンフレッドはロックアウトについて再考すべきだろう」との記事を配信した。
ロックアウト回避に向け現在、労使交渉中のMLBと選手会だが、ここに来てロブ・マンフレッドコミッショナーとオーナーサイドがサラリーキャップ制導入要求を撤回しない意思を示した。選手会側との妥協点は見えずロックアウトは不可避な状況だ。
そんななか「FOXスポーツ」がミルウォーキーで行われたナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCL)第1戦ブルワーズ―ドジャース戦の視聴者数を発表。1070万人を超え2005年以降の両リーグのLCS第1戦で最多、さらに2010年以降のLCS全試合で最多視聴者数となったという。
記事は「悪の帝国」ドジャースを総年俸の少ない球団が倒す構図がライト層を取り込んだと分析。「これを説明するにはライト層の存在が欠かせない。マンフレッド氏がMLBが現在の経済モデルを継続すれば失うと懸念しているライトな視聴者層だ」と30球団の戦力均衡を目指す現在のトップの方針に異を唱えた。
MLB側は調査を元に多くの球団ファンがサラリーキャップ制を望んでいると主張。だが「どのチームを応援していようと、ドジャースは見る者に何らかの感情を抱かせる。そして、たとえそれが憎しみや怒りであっても、見る者を画面にくぎ付けにするのだ」とスター軍団とそのアンチが必要不可欠だとした。
記事は「MLBはスーパーチームの時代に終止符を打つ前に、よく考え直すべきだ。マンフレッドの本当の目的は、自分の給料を支払っているオーナーたちの懐を肥やすことだと、私たちは皆知っている」と警鐘を鳴らした。












