ソフトバンクが劇的なサヨナラ勝ちで日本シリーズ進出に王手をかけた。15日の日本ハムとのCSファイナルステージ第2戦(みずほペイペイ)で、栗原陵矢内野手(30)が9回にサヨナラ満塁本塁打を放ち、6―2で勝利。2連勝を飾り、2勝のアドバンテージを含めた対戦成績を4勝0敗とした。

 2―2で迎えた9回に先頭の庄子が内野安打で出塁。正木の二ゴロで一死二塁となり、周東の中前打で一、三塁とチャンスを広げた。ここで3番・近藤が申告敬遠され、一死満塁。勝負を挑まれた4番・栗原が福島の3球目の直球を捉え、右中間テラス席へ運ぶ劇的な一発で試合を決めた。

 小久保裕紀監督(55)は「やっぱり4番が目の前で敬遠されて、燃えるものがあったでしょうし、本当に素晴らしいサヨナラホームランでしたね」と殊勲の栗原を称賛した。

 前夜に続いて勝利に大きく貢献したのが庄子だ。2点を追う3回には先頭打者として中越え三塁打を放ち、正木、近藤の適時打による同点劇の口火を切った。9回も先頭で内野安打を放ち、サヨナラ勝ちにつなげた。

 指揮官は「最初の三塁打もそうなんですけど、昨日の活躍といい、この短期決戦のラッキーボーイ的な存在かなと思いつつね」と評価し、「このシリーズこのまま活躍を続けてほしいですね」と期待を寄せた。

 7回以降はオスナ、松本裕、杉山の救援陣が無失点でつないだ。小久保監督は「今日もという感じですよね」と信頼を口にし、「延長になればまたヘルナンデスも津森も鈴木(豪)もいかないとしょうがなかったのでね。そういう点でも9回で決着を付けられたのは明日以降につながりますね」と、救援陣の負担を抑えられたことにも言及した。

 3年連続の日本シリーズ進出まであと1勝。それでも小久保監督は「とにかく3つ勝つことしか考えていないので、そのための準備をしたいなと思います」と語り、目の前の戦いに集中する姿勢を示した。