DeNAはセ・CSファーストステージ・巨人戦(10、11日・東京ドーム)を2勝0敗で突破し、3年連続となるファイナルステージ進出が決定。敵地・甲子園で14日から日本シリーズ進出をかけ、阪神と激突する。
「粗さも目立つが、勢いに乗れば手がつけられない打撃偏重の下克上集団」というイメージで語られることが多いDeNAだが、指揮官・相川亮二監督(50)は「そのような語られ方には違和感を覚える」と〝ステレオタイプ〟を真っ向から否定する。9、10月のチーム防御率はセ2位の2・43と、阪神の同2・56を上回る好成績。苦労に苦労を重ねながら、若手の抜てきなどで投手陣を立て直してきた自負をにじませる。
ファーストステージでは2戦合計でわずか2失点。「選手たちは腹をくくって戦うことができている。特にそういうところは守りに出る。投手も含めて、一つずつアウトがとれていた」。巨人との戦いを終えた指揮官が、最初に言及したのもディフェンス面の充実ぶりだった。
その守りを支えるのが、捕手陣の柔軟な起用だ。巨人との2試合で先発マスクを任されたのは、正捕手格の松尾ではなく古市と戸柱。いずれも投手陣を1失点に導いた。チーム関係者は「解析が劇的に進んだ現代野球では、1人の捕手を固定起用し続ければ、あっというまに配球のパターンが読まれてしまう。夏場以降、戸柱や古市の出番が増え、新鮮なエキスやアイデアを入れてくれたことで、投手陣全体の成績も向上していった」と語る。
次なる相手は3冠王・佐藤を筆頭に、近本、中野、森下、大山ら厄介な打者ばかりが並ぶ猛虎打線。打ち勝つだけではなく、守り勝つ。相川監督が磨き上げてきたもう一つの武器が、王者との大一番で真価を問われる。













