巨人が11日に行われたDeNAとの「JERA クライマックスシリーズ・セ」のファーストステージ第2戦(東京ドーム)に1―4で競り負けて連敗。2年連続となるファーストステージ敗退、3年連続でのCS敗退が決まった。
勝負手も有効打とはならなかった。0―2で迎えた2回二死一、二塁のチャンスで、2回2失点としていた先発・竹丸の打席に橋上秀樹監督代行(60)は代打・佐々木を送り込む積極策に打って出たが、結果は空振り三振に倒れて反撃はかなわず。4回にダルベックのソロでなんとか1点を返したが、それ以上の追加点は奪えず、リーグ3位・DeNA相手に屈辱の連敗で終戦を迎えた。
橋上監督代行は「基本的には、やはり私自身のかじ取りというものが、うまくいかなかった。そのことに尽きると思います」と自らの責任について言及。さらには「投手力と比較すると〝攻撃力はちょっと弱いかな〟というのは、シーズンを通して課題としてありますね」と今季を振り返りながら、敗因の一つとして指摘した。
阿部前監督が娘への暴力で5月末に逮捕、電撃辞任という前代未聞のアクシデントを受け、急きょ指揮を任された橋上監督代行。最終的に2年ぶりのリーグ優勝こそ逃したものの、王者・阪神と2・5ゲーム差の2位と最後まで意地を見せ続けた。
今後のチームの大きな焦点となるのは、次期監督の選定。「チームの顔」となる新指揮官の候補として、球界内からはさまざまな人物を推す声が出ている。OBの1人からは「新たなチームを作っていくなら(高橋)由伸だろう。消化不良に終わった前回の悔しさもあるだろうし、評論家としてグラウンドの外から野球を勉強してきた」と高橋由伸氏の名前を挙げれば、他には同じく監督経験者で実績豊富な原辰徳氏、指導力に定評のある川相昌弘ディフェンスコーチを推す声なども出ている。
一方で、退任が濃厚とみられている橋上監督代行の手腕を評価する声もチーム内では根強く「橋上さんが指揮を執っていなければ、ズルズルとBクラスになっていてもおかしくなかった」(チーム関係者)と〝橋上続投〟を期待する声もあれば「本当の意味での責任を取らせるのであれば、(阿部)慎之助に再度託すのも選択肢の一つ。万が一、後任候補の選定に苦しむのであれば、道半ばでチームを去った彼にリベンジを促すべきだ」(別の球団OB)と阿部前監督の電撃復帰を推す声も出ている。
創設93年の歴史を誇る巨人では〝不文律〟として「生え抜きかつエースか4番」が監督に求められる条件。歴史を踏襲しながら経験者に託すのか、橋上監督代行の昇格により新たな歴史の1ページを刻むのか、阿部前監督が再びユニホームにそでを通すのか、それとも……。球団の重要なかじ取りに注目が集まる。












