虎のエース右腕が〝ハマの大ベテラン〟に厳戒態勢だ。阪神・村上頌樹投手(28)が、14日に甲子園で開幕するDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ初戦で先発マウンドに立つ。

 CS直前会見では警戒する選手に牧の名前を挙げ、ファーストステージでは度会が大暴れ。それでも右腕は宮崎敏郎内野手(37)を要警戒選手に挙げた。「個人的には宮崎さんのところは注意したいなとは思います」。

 今季の直接対決では13打数4安打、1本塁打、4打点を許し、被打率3割8厘。チャンスでの一打が怖いベテランだけに「なるべくランナーをためないように、自分たちが楽な状況で迎えられるようにとは思ってます」と、走者を背負っての対戦を避けたい考えを示した。

 昨年も同じ相手を退けて日本シリーズ進出を決めたが、短期決戦の怖さは百も承知。3年ぶりの日本一奪還へ、まずはCSでの難敵封じがポイントとなる。村上は「本当に1番から5番(打者)とか、ウチにも似てますけど、本当に強力なんで注意していかないといけない。一人ひとり丁寧に投げられれば」と語った。

 もちろん大舞台での戦い方は心得ている。2023年のCSファイナルステージでは広島戦の初戦に登板し、6回1失点の快投を見せた。昨年のCSファイナルステージでもDeNAとの初戦に先発。毎回走者を背負う苦しい展開ながら、5回5安打無失点と粘りの投球を披露した。

「慣れはないっすけど、本当に1点がより大事な試合になってくるんで、なるべく点を取られないように意識しますし。味方が取ってくれるまで我慢強く、先制点が大事なんで。初回から序盤で簡単に点を取られないように頑張りたいです」

 今回もリーグ王者として相手を迎え撃つ立場。本拠地で戦えるだけでなく1勝のアドバンテージもある。村上も「甲子園でできますし、アドバンテージ1勝あるんで、(3勝で勝ち上がりを決めた)去年通りできればいいかなと」と自然体を強調した。

 昨年は3連勝で突破したものの、今年も同じように進む保証はない。まずは経験豊富な強打者を封じ込め、CS突破へ弾みをつけたいところだ。