東京女子プロレスのプリンセスタッグ王者チーム「白昼夢」の渡辺未詩&辰巳リカが、挑戦者チームの「春雷烈火!!プリズムグリード」の風城ハル&愛野ユキに非情な余裕宣言を突きつけた。

 12日の新木場大会で、10・3大田区大会でタイトル戦を行う両チームによる前哨戦が実現。白昼夢は凍雅、愛野&風城組は小夏れんを加えた6人タッグマッチで激突した。

 序盤から白昼夢は「よっしゃいくぞエルボー」を決めるなど王者組らしい好連係を披露。対する春烈も連係で食らいつき、終盤には風城が渡辺を相手に得意の十六夜を狙って勝負に出た。

 しかし、ここから王者が格の違いを見せつけた。渡辺は十六夜を阻止すると、ハルの足を取ってリバース・パラドックスで捕獲。無念のギブアップを奪い、前哨戦第1ラウンドを制した。

 試合後の白昼夢は余裕しゃくしゃく。辰巳が開口一番「余裕だったね」と切り出すと、風城から直接勝利した渡辺も「最後ハルから取って、ハルの勢いみたいなのを感じたけど、まだ想定内というか、まだ勝てるなという気持ちでいましたね」とキッパリ言い切った。

 さらに渡辺は、試合後に肩を落とした風城が自身の持つベルトと目を合わせなかったことを指摘。「もっと来てほしいなって。あと1か月でどれだけ来てくれるかなというのが楽しみですね」と奮起を要求した。

 辰巳も「私たちの大事な大事な防衛ロードを邪魔するぐらいだったら、もっとギラギラメラメラ来てくれないと、勝ちしか見えないです」と挑発。渡辺が「風を起こしてみろ!」とハッパをかけると、最後は2人そろって「余裕だ!」と勝ち誇った。

 一方、完敗を喫した挑戦者組の空気は対照的。愛野が「白昼夢に勝つには今のままじゃダメ。私たちはもっともっと大田区までに強くならないと」と巻き返しを誓う横で、風城は何度問いかけられても沈黙。ようやく絞り出したのは「私が弱かった。私だけが圧倒的に力不足だったなって思いました」という言葉だった。

 王者からは「風を起こしてみろ!」と突きつけられ、自らは「圧倒的に力不足」と痛感した風城。決戦まで残り約1か月、失意の若武者は白昼夢を脅かす〝風〟を起こせるか。