ドジャースの大谷翔平投手(32)は11日(日本時間12日)に右上腕の炎症のため、負傷者リスト(IL)に入った。8日(同9日)にさかのぼって適用され、復帰は最短23日(同24日)の本拠地パドレス戦だ。ポストシーズンは打者専念で出場するが、どの程度回復しているか不透明で、ワールドシリーズ3連覇に貢献するような活躍は期待はできないとの見方が広がっている。同時に話題になっているのは来季の投手・大谷だ。
米スポーツサイト「クラッチ・ポインツ」は「来季、大谷はサイ・ヤング賞を目指さない」と報じた。
今季の大谷は今季最後の登板となった7月3日(同4日)の段階で14試合に先発して、8勝2敗、防御率1・79、WHIP(1イニング当たりに許す走者数)0・95、被打率1割8分とサイ・ヤング賞候補の成績だった。
投手復帰へ調整したが、左ヒザと右上腕二頭筋のコンディションが悪化して断念。今季中の復帰もIL入り前の7日(同8日)に「ほとんどの確率でそれはない」と否定した。来季以降についてロバーツ監督は「我々は彼を二刀流の選手として見ている」と投手として構想に入れていることを明かしている。
来季こそサイ・ヤング賞獲得を期待するファンは少なくないだろうが、米スポーツサイト「ジ・アスレチックス」のケン・ローゼンタール記者は人気ポッドキャスト「ファウルテリトリー」で否定的な見解を示した。
投手・大谷が早々と〝終了〟した理由をこう分析する。「サイ・ヤング賞を巡る問題はデーブ・ロバーツ監督も認めたように大谷がサイ・ヤング賞をどうしても勝ち取りたいと思っていたのは明らかでした。それは彼の最後の目標の一つだったのです。今、振り返ってみると、もしかしたらプレッシャーをかけ過ぎたのかもしれません。もしかしたらやり過ぎだったのかもしれません。もう彼は25歳ではありません。それも一因でしょう」
その上で「来季に向けてドジャースと大谷にとって投手の起用法をどのように考えていくのか、非常に興味深い課題となるでしょう」と投げ掛けると「今季とは異なるアプローチになるだろうと私は予想しています」と断言した。今季のようにサイ・ヤング賞狙いでフル回転させる可能性は低いと見ている。
同サイトも「ドジャースが2027年に再び大谷にマウンドに立つ機会を与えたとしても、全てが完璧にいかない限り、サイ・ヤング賞獲得に全力を注ぐことはないだろう」と同調。「彼の総合的な貢献はリスクを冒すには、あまりにも価値があるからだ」とまとめた。
サイ・ヤング賞を目指して投手に重点を置いた今季は6月に左ヒザ、7月に右上腕二頭筋を相次いで痛め、結局、マウンド復帰を断念。同時に打撃で極度のスランプに陥った。来季もそれを繰り返すわけにはいかない。問題は大谷がそれを受け入れるかということだ。












