ロッキーズの菅野智之投手(36)がジャッジ待望復帰のヤンキース打線に火をつけた。
9日(日本時間10日)、敵地ヤンキー・スタジアムでボンバーズに挑んだ菅野は初回、前日にろっ骨骨折から3か月ぶりに復帰したジャッジから三振を奪うなど、三者凡退で立ち上がった。
だが2回に1点を失うと3回二死走者なしからジャッジに復帰後、初安打となる左前打を献上。これで勢いがついたヤンキース打線は安打と四球で二死満塁とすると黄金ルーキーのロンバードがチーム今季初となる3号グランドスラムを右翼席にたたき込んだ。
菅野は6イニング中4イニングを三者凡退で終えたが、3回の失点が響いた。試合は1―6で敗れ菅野は6回99球を投げて4安打5奪三振3四球5失点で9敗目(12勝)となった。
地元「ニューヨーク・ポスト」は「ロンバードがチームを屈辱から救った」と報じた。この日の試合前時点でヤンキースはメジャー4位の194本塁打を放っていたが、満塁弾はゼロだった。「ロンバードはヤンキースを窮地から救い出した。ヤンキースは1990年以来、球団史上初めて満塁ホームランのないチームになる危機にひんしていたのだ」と36年ぶりの屈辱を逃れたとした。
大型遊撃手として〝ジーター2世〟の呼び声が高いロンバードだが、6戦連続エラーなど拙守が続き打撃成績も落ち込んでいた。若武者は「リードを奪う大きな一打になった。スガノは多彩な球種を投げ、弱い打球を多く打たせるので、真ん中あたりに打ちやすい球を狙っていたんだ」と振り返った。
続いて「ロンバードは21歳99日で満塁ホームランを放ち、ヤンキース史上2番目に若い記録を樹立した。1位はミッキー・マントル(1952年に20歳で2度達成)のみである。これは、グラウンド内外で球団を感心させ続けているこの遊撃手の最新の偉業となった」とたたえた。
ジャッジはこの日、4打数2安打と復帰2戦目でマルチ安打をマーク。チザムが右足親指を捻挫し負傷者リスト入りするなど、ピンチを迎えていたヤンキースが〝菅野攻略〟をきっかけに再び上昇気流に乗れるか。












