競泳男子200メートルバタフライで2021年東京五輪銀メダリストの本多灯が有罪判決を受けたことに対して、日本水泳連盟の倉沢利彰競泳委員長が言及した。

 競泳日本代表は現在、愛知・名古屋アジア大会(9月開幕)に向けた直前合宿を行っている。倉沢委員長は9日に都内で取材に応じ、「リレー種目で1つ以上金メダルを取る、男子のメダル総数で中国を上回る、2022年杭州アジア大会のメダル獲得数(金5、銀10、銅15の計30)を上回る」の3つの目標を掲げた。

 その一方でこの日、危険運転致傷罪で有罪判決を受けた本多についても語った。7月31日に本人から報告を受けたと明かし「驚いた。それを周りや会社が知らなかったのにも驚いた」と厳しく指摘。事故発生から報告までに約8か月を要した点に関しては「アスリートとして自分を律することができなかったんだと思う。彼の実力とか、復活してきた矢先の出来事だったので非常に残念」と失望感をにじませた。

 他の選手への影響を問われると「最初は動揺もあった。彼と一緒に練習してきたメンバーとかは非常に残念な思いもあると思う」とコメント。さらに「3月に松山陸選手の(行動規範違反による)辞退もあったし、そこからいろんな規律を引き締めなければいけなくなったこともある」と相次ぐ問題に苦言を呈した。

 合宿中のミーティングでは改めて注意喚起を行ったといい、「下山好充ヘッドコーチから『本多選手の件うんぬんではなく、公人としてというのがチームジャパンの誓約でもあるので、常に見られているということを意識しながら行動してください』というお話をしてもらった」と語った。

 予期せぬトラブルのあった日本チームだが、選手らは自国開催の大舞台へ集中を高めている。