競泳のパンパシフィック選手権(10~15日、米国・アーバイン)で男子200メートル個人メドレーと同400メートルの2冠を達成した松下知之(21=東洋大)が17日に帰国。羽田空港で取材に応じ、2028年ロサンゼルス五輪への展望を語った。

 24年パリ五輪、25年世界水泳(シンガポール)でともに銀メダルを獲得している松下は「400の方ではもう少し記録を狙っていたし、タイムとして納得いくものではないが、勝負に勝つというところにおいては自信になった。トータルしたら五輪に向けて成長していることを感じたので、金メダルに近づいていると思う」と今大会の収穫を口にした。

 400メートル決勝では4分6秒75の自己ベストもマーク。「調子も感覚も良くて自信を持って臨めたのもあるが、それ以上に練習でしてきた泳ぎをそのまま出すことを意識していたので、実力がついてきたと感じる」と手応えを語り、「直感的にはうまくいけば4分5秒を切れる」とさらなるタイム向上に自信をのぞかせた。

 パリからロサンゼルスへ向かう4年間のサイクルはこれにて折り返し。休む暇もなく秋以降の連戦に突入するが、日本水泳界を引っ張る21歳は「次はインカレ(9月開幕、大阪)やアジア大会(9月開幕、名古屋)があるので、ここからさらに1個ずつタイムを上げていって、その先の世界水泳や五輪で金メダルを取れるように頑張りたい」と活力をみなぎらせた。