日本最強ボディビルダーの横川尚隆(32)が臨む最高峰の舞台「ミスター・オリンピア」(24日開幕、米ラスベガス)で、前回大会直前に襲った悲劇から復活を期す大物がいる。
横川は8月2日に開催された「ALLOUT Presents ZeniX Japan Pro(ジャパンプロ)」(千葉・市原市市民会館)ボディービル212ポンドクラスでプロ初戦に臨むと、ド迫力ボディを披露して拍手喝采を浴び、堂々の優勝を飾った。
この勝利で頂上決戦であるオリンピアへの切符を獲得し、本番まで2週間あまりとなった現在は、世界中の猛者たちが最後の追い込みをかけている。その中で、並々ならぬ思いで今大会にかけているのが、スペイン代表のアンヘル・カルデロン・フリアスだ。
2024年まで3年連続で3位と優勝争いを繰り広げ、昨年は悲願のVを狙って壮絶なトレーニングを積んだ。しかし、大会直前に腕を負傷。上腕三頭筋腱断裂の重傷で緊急入院し、手術を受けてオリンピアを棄権する悲劇に見舞われた。
あれから1年――。フリアスは優勝だけを見据えて守りに入ることなく、連日のように心臓破りの超ハードトレーニングを敢行。限界までパンプさせて血管が膨張した筋肉の様子を、自身のインスタグラムで披露している。
とはいえ、不測の事態を避けるために用心も怠らない。最近の投稿では「その日が近づいている。ミスター・オリンピアが毎日近づいてきて、毎日体調が良くなっているように感じる。今日はトレーニングと健康診断がある」と、体に異常がないか入念にチェックを行っていることも明かした。
フリアスは、優勝を目指す横川と同等の力量があると目されている相手。ラスベガス決戦でどのような熱戦が繰り広げられるのか、楽しみだ。












