伸びしろはたっぷりだ。フィギュアスケートのチャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯最終日(6日、東京・田中貴金属アイスアリーナ)、アイスダンスのフリーダンス(FD)で、国際大会デビュー戦の〝りかしん〟こと紀平梨花(24=鹿島)、西山真瑚(24=オリエンタルバイオ)組は95・49点、合計156・86点で8位だった。

 ロマンティックな曲調に合わせ、息の合ったツイズルや紀平の身体能力を生かしたリフトなどを披露。総合順位は日本勢3番手も、FDの技術点は日本勢1位の吉田唄菜、森田真沙也(木下アカデミー)組と同じ52・79点だった。紀平は「本当によかった。国際大会で目標だった90点を超えられた」と満面の笑みを浮かべた。

鮮やかなコンビネーションも見せた〝りかしん〟
鮮やかなコンビネーションも見せた〝りかしん〟

 自信を持って挑んだリフトで最高難度のレベル4を2本獲得。紀平は「いつも通りのリフトができたし、しっかりと練習の成果を出せた」手応えを語った一方で、改善の余地があるのはリズムダンス(RD)だ。2人は60点台中盤を目指していたが、5日のRDは61・37点にとどまった。西山は「レベルの取りこぼしが多かった。そこを埋めれば狙えたと思う」と反省点を口にした。

 今大会の結果でグランプリシリーズ第6戦NHK杯(11月、東京)の出場が現実味を帯びてきた。一歩ずつ階段を駆け上がってきたとはいえ、まだ道半ばの段階だ。西山は「昨季よりは良くなっていると思うけど、これから他のカップルもどんどん状態を上げていくと思う」と冷静に分析。さらなる飛躍へ、課題を一つずつ埋めていく。