新日本プロレス9月27日神戸大会でIWGPヘビー級王座に挑戦する後藤洋央紀(47)が、王者・辻陽太(32)の言動を糾弾した。G1クライマックス公式戦での勝利が挑戦に結びついた格好だが、同戦の勝者が10月12日両国大会でG1覇者・大岩陵平との防衛戦に進む日程には不快感。辻がこだわってきたはずの「最高峰王座の価値」に疑義を呈した。
G1公式戦で辻から勝利を収めた後藤は、シリーズ最終戦(16日、両国)のタッグ戦後に王者と視殺戦を展開。「いつでもどこでも挑戦を受けてやる」との言質を取り、神戸決戦出陣が決まった。
前親会社ブシロードや米国・AEWへの言動などをめぐりイデオロギー闘争を展開してきたが、辻への評価は相変わらず手厳しい。「コロコロと言うことが変わってますよね。『新日本が上がるも下がるも全部俺の責任』と言っておきながら『一人で背負えるなんざ最初から思っちゃいない』と言ったり…。最近の彼は逃げに走ってる気がしますね」とバッサリ。辻がG1期間中にノアのGHCヘビー級王者・内藤哲也の発言に反応したことに対しても「別に内藤が(IWGPに)挑戦させろって言っているわけじゃないでしょ。王者ならもっと新日本の中を見ないと」と斬り捨てた。
事実上の指名を受け、チャンスを得た立場の後藤は「負けたままでは次に行けないってことだとは思うんだけど…」と一定の理解を示しつつも「神戸決戦の勝者が大岩と防衛戦」の構図には首をかしげる。「シャクですよね。ベルトが大岩への挑戦者決定戦のようになっているのが。これは王者の責任でしょう。それこそ彼の言う〝ベルトの価値〟が守られていない気がします。これでいいのかと。自分から権威が落ちる方向に持っていってないかって。大岩が年内に挑戦すると言ってるんだから、辻と大岩で先にやるべきだったんです。お客さんだってそう思ってるはずですよ」。辻が個人的なリベンジを狙うのであれば、順番としては頂上決戦を制してからが筋だったのではないか、というのが後藤の主張だ。
その一方でG1覇者の大岩は高く評価している。「素晴らしい覇者だと思いますよ。あの決勝(vs上村優也)はプロレスの一つの理想を見たなって。過激な技に走るのではなく、ああいうプロレスは原点だと思いましたね。いい意味で時代を戻しているというか。だからこそ、俺が王者として迎え撃ちたい」と絶賛した。
とにかく辻に厳しい後藤は「俺だってこんなこと言いたくないけどね。ただ、ちょっとブレてるので。バカならバカなりに貫き通さないと。『バカになれ』って」とアントニオ猪木の名言を引用し、宣戦布告。ベテランが再びセルリアンブルーのリングを牽引する。













