地元「LAタイムズ」は24日(日本時間25日)、「ドジャースは最近のスイープの陰でチーム売却の不穏なうわさが依然としてくすぶっている」との記事を配信した。

 同紙の名物コラムニスト、ビル・プラシュケ氏は球団が否定を続けるチーム売却についてつづった。2カード連続スイープで6連勝中の王者について「強力な王朝だが、紙の書類によって崩壊する可能性もある」と砂上の楼閣だと断じた。

「真面目な話、ドジャースは売却されるのか? 誰も知らないが、妥当な推測としてはイエスだろう」と可能性を否定せず。そのうえで「ドジャースはもちろん、絶対にあり得ない、絶対にあり得ないと断言している。ドジャースのスタン・カステン球団社長は、21日にメディアと会見し、そのようなことは絶対に起こらないと明言した」と現場の反応を記した。

「ドジャースは売却されない。売却される予定はない。売りに出されていない。球団売却に向けた手続きは一切始まっていない。以上だ」とのカステン氏のコメントを伝えたうえで、「カステン氏は多忙な人物であり、もしその『終点』が『疑問符』でないならば、売却の可能性について記者と急きょ会合を開くことなどあり得ないだろう」と過剰な反応がむしろその事実があることを示しているとした。

 原因はオーナーのウォルター氏への連邦捜査。所有する保険会社に対する捜査の解決に多額の資金が必要になっており、レイカーズのわずか14か月での売却につながったとした。

 そのうえで「オーナーは、他にも大きな法的問題を抱えた事業を経営しており、その解決には数十億ドルもの資金が必要だ。そして、彼がその数十億ドルを調達できる唯一の方法は、資産を売却することだ。レイカーズの売却で彼が得る25億ドルは、ほんの一滴にすぎない。つまり、次はドジャースかもしれないということだ」と断じた。

「ウォルターがプレミアリーグ・チェルシーの株式を売却しているという報道があるが、それでは不十分だろう。彼が所有する資産の中で、最も裕福で、最も収益性が高く、おそらく最も高価なのはドジャースだ。ウォルターが連邦捜査当局の目を逃れるためにドジャース売却に踏み切る可能性は十分考えられる」と売却の可能性は依然としてあるとした。

 ウォルター氏が売却した後のドジャースへの影響についても推察。「野球界でウォルターほどお金を使う人はいないし、これからも現れないだろう。チームを2機の飛行機で移動させることから、昨冬に野球界最高年俸の選手とリリーフ投手を獲得したことまで(カイル・タッカーとエドウィン・ディアスは期待外れだったが、挽回のチャンスはまだある)、ウォルターほど成功のためにお金を惜しまない人はいない」とチーム強化への影響は避けられないとし、「ウォルターがチームを売却すれば、MVP経験者のフリーマンと大谷という2人の選手を失う可能性がある。新オーナーがフリーマンにチームの一部を与えない限り、彼は別の場所で新たな王朝を築こうと移籍するかもしれない。また、大谷の契約には、フリードマンかウォルターのどちらかがチームを去った場合に退団できるという条項が含まれていることで有名だ」と大谷が去る可能性に言及した。

 記事は「まあ、終わりは近いのかもしれない」と結んだ。