レンジャーズの指名打者、ジョク・ピダーソン(34)が24日(日本時間25日)、敵地シカゴでのホワイトソックス戦に「1番・DH」で先発出場し、突然の退場処分となった。

 打線が1点を追加し、リードを3点に広げた2回の攻撃中だった。打席のカーターが2ストライクと追い込まれ、3球目が投じられる直前にグッチョーネ球審が試合を止め、一塁ベンチのピダーソンに「退場」を言い渡した。プレーと直接関係ないところでの退場劇に、球場内は一時騒然。一塁を守っていた村上も状況を把握するのに時間がかかったかもしれない。

〝伏線〟はこの回の一死無走者で迎えたピダーソンの打席にあったと「MLB公式サイト」などが伝えている。ピダーソンはカウント1―2から5球目の低めのチェンジアップを見送り、見逃し三振に倒れた。その際、右手でヘルメットを〝チョンチョン〟とやってABSチャレンジを要求した。ところが、要求が遅すぎたとして却下され、判定は覆らなかった。ちなみに同サイトで表示された投球コースはストライクゾーンから外れていた。

 ベンチに戻った後もピダーソンの不満は収まらなかったようで、時間差で退場となったとみられるという。同サイトは「5打者後のカーターの打席中にグッチョーネはピダーソンを退場処分とした。ピダーソンがダッグアウトからグッチョーネに何かを言ったようだ」とし「2回はレンジャーズとホワイトソックスで合計3度のABSチャレンジがあった。このイニングで却下されたのはピダーソンのチャレンジだけだった」と伝えた。

 試合はレンジャーズが14安打の猛攻を浴びせて11―2で快勝したが、後味の悪さを残す結果となった。