広島・森下暢仁投手(28)が21日の巨人戦(東京ドーム)に先発し、8回125球を投げて6安打2失点(自責1)、6奪三振と力投した。しかし、打線が最後まで得点を奪えず、チームは0―2で今季13度目の完封負け。森下は今季8敗目(6勝)を喫した。

 初回は一死から安打と四球で一、二塁のピンチを背負ったものの、ダルベックを空振り三振、大城を中飛に仕留めて無失点。3回は一死から浦田に右前打を許し、味方の失策も絡んで一、二塁とされると、二死後にダルベックに適時打を浴びて先制点を献上した。

 それでも崩れなかった。5回から7回までは3イニング連続で三者凡退。石井投手コーチが「ストレートは走りも良いし、緩急もしっかり使えている。球数はかかってしまっているが、状態自体は悪くないので、引き続き根気強く投げていってもらいたい」と評価した。

通算1000投球回の記念ボードを掲げる広島・森下暢仁
通算1000投球回の記念ボードを掲げる広島・森下暢仁

 7回を投げ終えたところで通算1000投球回に到達。プロ野球377人目、球団では29人目となった。プロ入りから救援登板がなく、先発だけでの到達は史上6人目。森下は節目について「もっと早く到達できれば良かったが、今シーズンで到達できて良かった」と振り返った。

 1点を追う8回は二死一、三塁から大城に中前適時打を許したものの、今季最多となる125球を投げ切った。前回14日の阪神戦(マツダ)で8回1失点と好投して6勝目を挙げたのに続き、2試合連続で8回を投げた。

 新井監督は右腕について「ナイスピッチングだった。力強いボールで今日も素晴らしい投球だった」と称賛。森下は「チームが連勝できていて、何とかゼロでつなげたらと思っていたが、それができなかったので申し訳なかった」と悔しさをにじませた。チームは今季初の4連勝を逃した。