広島の辰見鴻之介内野手(25)と佐々木泰内野手(23)が、20日の中日戦(マツダ)で劇的なサヨナラ勝ちを呼び込んだ。
1―1の9回一死からファビアンが四球で出塁すると、代走に辰見が送られた。坂倉が空振り三振に倒れ、モンテロが申告敬遠されて二死一、二塁。佐々木の打席で捕逸により辰見が三塁へ進み、その後、大盛も投球間に二塁へ進塁した。最後は佐々木が9球粘って四球を選んだ際、中日・アブレウの暴投で辰見が生還した。
サヨナラのホームを踏んだ辰見は、代走で一塁に入った際について「とにかくホームに帰ってくることを意識してました」。勝負どころで代走を任される中、走塁で心がけていることを「自分の仕事から逃げ出さずに、覚悟を持ってやりきる」と胸を張った。
新井監督も辰見について「足はプレッシャーがかかるし、それだけで大きい。相手を揺さぶることもできる」と評価。大盛を代走に送ったのも、二塁でのフォースプレーを避け、相手守備にプレッシャーをかける狙いがあったという。
一方、最後まで打席で粘った佐々木は「ほんとは打って決めたかったけど、こういうとこも自分らしくていいかな」と笑顔。バットを短く持って食らいついた9球については「ほんとに何も考えてなくて、なんとか必死に食らいつこうという気持ちで打席に立てました」と振り返った。
前半戦は思うような結果を残せなかったという佐々木は「なんとか後半戦しっかり存在感を出せるようにという気持ちで毎日取り組んできていたので、それが徐々に結果につながっているかな」と手応えを口にする。
広島は今季6度目のサヨナラ勝ち。開幕カード以来、13度目の挑戦でようやく今季2度目の3連勝を達成した。辰見は「まだまだ勝ちを伸ばしていって、なんとか一つでも上に」と、さらなる浮上を見据えた。












