新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」12日浜松大会のAブロック最終公式戦で、大岩陵平(27)が前年度覇者のKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=31)から6勝目。ブロック2位で準決勝(15日、両国)進出を決めた。

 執ようなヘッドロックが大きな勝利に結びついた。序盤から同技で竹下を苦しめた大岩は、THE GRIP(ローリングラリアート)をエルボーで迎撃されると、ワガママを浴びて劣勢に。それでもレイジングファイヤーはロイクラッチで切り返し、ロールスルージャーマンで主導権を奪い返す。

 ヘッドバットからまたもヘッドロックに捕らえると、ブルーサンダーもこらえてそのまま絞め続ける。何とか逃れてロープに振った竹下に対し、強烈なTHE GRIPをさく裂させて3カウントを奪ってみせた。

 これでAブロックは全公式戦を終え、大岩、竹下、辻陽太の3人が勝ち点12で並んだ。3者の直接対決の結果、辻が1位、大岩が2位でそれぞれ突破を決めた。

 出場者決定戦から本戦に勝ち上がってきた男が、下剋上Vまであと2つと迫った。試合後のリング上では「めっちゃキツかったけど、みんなの応援が俺を強くさせてくれた。ありがとう! これからも最高のプロレスをみんなと一緒に作っていきたいと思いました! 俺が予選から優勝して、ビッグドリームつかんで、このG1クライマックスを優勝する男〝THE GRIP〟大岩陵平だ!」と高らかに宣言。バックステージでも「ビッグドリームつかみます!」と言い切った。

 準決勝が行われる15日両国大会は、かつて付け人を務めた師匠・天山広吉の引退試合も組まれている。「まずは両国のリングに立ちたいというのが最初の目標だったので。あとは次、勝つだけですね。負けて引退見送れないので。自分のプロレス、そして天山さんに届けるプロレスをしたいなと思います」と闘志を燃やしていた。