新生ゼロワン7日の東京・後楽園ホール大会で行われた「火祭り2026」優勝決定戦で、中嶋勝彦(38)が田中将斗(53)を破り初出場V。「火祭り刀」を手にすると、最後には故アントニオ猪木さんの代名詞「1、2、3、ダー!」で締めて注目を集めている。

 5度の「火祭り」優勝を誇る田中との激闘をノーザンライトボムで制した。ゼロワンでは観衆と「3、2、1、ゼロワン!」の掛け声を合唱して大会を締めくくるのが恒例だが、中嶋は因縁の「ダー!」で締めたのだ。

 全日本プロレスに参戦を開始した2023年11月から「闘魂スタイル」を掲げ、同年大みそかの代々木大会では「1、2、3、ダー!」と絶叫。猪木さんの肖像権等を管理する猪木元気工場(IGF)から商標登録のある「闘魂」と「ダー!」の無断使用で警告書を送られ騒動になり、最終的には中嶋が謝罪した。

 当時を知る観衆から心配の声が上がると、中嶋はマイクで「IGFの猪木啓介社長から許可を得ている」といい、IGF側と話をつけてあると主張した。取材にも「俺と言えば『1、2、3、ダー!』でしょう。俺はゼロワンの選手じゃないし、破壊をするためにね」と、ゼロワンの創設者で〝破壊王〟こと故橋本真也さんの名言「破壊なくして創造なし」も引き合いに出して説明した。

 その上で「いろいろありましたけど、啓介社長から許可をもらえてる」と強調し、猪木さんへのリスペクトを吐露。今後の「ダー!」継続にも意欲を示し「いろいろありましたけど、『闘魂スタイル』は俺の歴史の一つ。卒業したけど、俺の引き出しがまた一つ増えた」と話していた。