米国・AEWの「AEW DYNAMITE」(30日=日本時間1日、ペンシルべニア州ピッツバーグ)は、27日に40歳で急死した「PAC」ことベンジャミン・サッタリーさんの特別追悼番組「A Tribute to PAC」として、放送された。
26日のPPV「ALL OUT」(シカゴ)ではナショナル王者アンドラデ・エル・イドロと激闘を繰り広げたが、翌日にレストラン駐車場内の車内で、意識不明の状態で発見された。その後に死亡が確認されたという。世界屈指のハイフライヤーの急逝でマット界に衝撃が走る中、この日の「DYNAMITE」はサッタリーさんの追悼大会となった。
オープニングでは名実況トニー・シバーニ氏のスピーチの後、「ALL OUT」を終えて「デスライダーズ」の仲間ジョン・モクスリーのプロモ動画に参加した、「PAC」としての最期の姿が映し出された。続けて追悼セレモニーが行われ、ウィル・オスプレイ、ケニー・オメガ、アンドラデ、メルセデス・モネ、ヤングバックス(ニック&マット・ジャクソン)、AEWのトニー・カーン社長らが沈痛の面持ちで10カウントゴングを聞いた。
続いてデスライダーズのリーダー、モクスリーが「PAC」と記された喪章を腕につけたオレンジ・キャシディを相手に、AEWコンチネンタル王座防衛戦を戦い、デスライダーで勝利。試合後は同じく喪章をつけたブライアン・ダニエルソンがリングインして、モクスリーと抱き合った。ケニー、ヤングバックス、〝ハングマン〟アダム・ペイジに「ドン・キャリス・ファミリー」の面々ら出場選手は喪章をつけ、サッタリーさんに贈る激闘を繰り広げた。
AEW世界王者のオスプレイと、ドラゴンゲート時代は神戸で一緒に暮らしたというリコシェのハイフライヤー対決では、ゴング前に2人がリング中央で組み合って哀悼の意を伝えた。試合は熱戦になり、最後はオスプレイがPACさんの必殺技ブラックアロー(コークスクリュー式シューティングスタープレス)を決めて、3カウントを奪った。直後に流されたVTRで世界王者は「俺のキャリアはずっと彼を追いかけることだったんだ」などと語り、故郷・英国の先輩をいたんだ。
メインの10人タッグ戦では「デスライダーズ」の前身「ブラックプール・コンバットクラブ」のメンバーだったブライアンが、テレビマッチでは2024年10月の「レッスルドリーム」以来、2年ぶりに試合復帰した。クラウディオ・カスタニョーリ、ゲイブ・キッドらデスライダーズと共闘し、必殺のブサイクニーを発射して大奮闘。ブライアン&デスライダーズが「ドン・キャリス・ファミリー」を粉砕し、天国のPACさんに勝利をささげた。
番組の最後はPACさんの追悼VTRと、観衆の「サンキュー、PAC!」のチャントで締めくられた。











