MLBはこのほどAIを試合中の戦略に活用することを禁止し、ダッグアウト内でのiPad使用を制限する措置を講じた。この新ルールは15日(日本時間16日)から適用されている。
MLBではベンチ内でのiPadの使用が2016年から解禁された。データを確認する目的のためだけに使用できるものだったが、一部のチームが試合中の球種選択など本来の用途を超えたプログラムを作成していたことが発覚。チームが使えるカスタムタブを制限する決定を下した。不正を行っていた「一部のチーム」の一つがメッツだという。主に救援投手として727試合に登板し、41勝195ホールドをマークしたアダム・オッタビーノ氏(40)が告発した。
2022年から24年までの3シーズン、メッツでプレーした同氏は自身のユーチューブ番組「Baseball & Coffee」で「これはしばらく前から知っていました。実はメッツが取り締まりを受けたチーム、メインチームだったんです。彼らは非常に高価なAIプログラムを持っていて、年初にはそれを少し自慢していたようです」と暴露。スティーブ・コーエンオーナーがこのプログラムに「数千万ドル」を投じたという。「私の知っているコーチの何人かは基本的にAIプログラムで球種選びや他のことも手伝っていましたが、MLBはそれを知ってすぐに摘発しました」と続けた。
この告発はまたたく間にSNSで拡散され「メッツは何年間も不正をしていたのか」「またしてもメッツは極めて悪の組織であることを証明した」とファンはメッツを激しく批判。その一方、メッツはナ・リーグ東地区最下位に低迷しており「メッツの足を引っ張っていたのはAIだったのかも…」「チャットGPTにストライクの投げ方を尋ねろ」という声もあった。
米メディア「ヤードバーカー」も「メッツの投手陣はシーズン後半に入る時点で防御率4・24でMLB全体18位。(AI活用は)メッツにとってあまり良い結果にはなっていなかったようだ」と皮肉交じりに解説した。












