女性審判員ジェン・パウォルが12日(日本時間13日)のパドレス―ブルージェイズ戦(ペトコパーク)で判定をめぐって混乱を巻き起こした。2回一死満塁、ソン・ソンムンの打席で投手ガウスマンの低めのボールを球審パウォルがストライク判定。驚いたソン・ソンムンが異議を唱え、ヘルメットを叩いてチャレンジを要求したが「叩くのが遅い」と一蹴された。ソウザ打撃コーチがベンチから飛び出して三塁コーチらに猛抗議したが認められず、パウォルに退場処分を言い渡された。

 なおも満塁の場面でメリルが打席に立つと、ガウスマンの投球をボークだと主張。パウォル球審はストライクと判定していた。審判団が集まって協議し、ブルージェイズのシュナイダー監督も猛抗議。すると今後は判定が覆ってボークとなり、走者が進んでパドレスが得点に成功した。試合は5―4とパドレスが混乱を乗り越えて勝利したが、後味の悪さが残った。

 米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」は「パウォルはマイナーリーグで10年近くかけて1200試合以上を担当し、2025年8月にメジャー初の女性審判員として歴史に名を刻んだ」とする一方で、元MLB投手のセス・マックラング氏がXに投稿した「パウォルはまるでサーカスの団長のようにまたもや散々な一日を過ごした。彼女は相変わらず最低評価の審判の1人だ」との厳しいコメントも紹介している。