ドジャースは30日(日本時間1日)、敵地サクラメントで行われたアスレチックス戦に9―3で快勝。ロバーツ監督は史上最速で監督通算1000勝を達成し、地区2位のパドレスを12ゲーム差に突き放して独走態勢を固めた。

 1万2387人が集まったサター・ヘルス・パークでは、およそ野球場とは思えない大声がこだました。「ゴ~ル!」。それも一度だけではなく何度も〝サッカー用語〟が響き渡った珍現象をスペイン紙「マルカ」(電子版)が報じている。場面はドジャースが5―1とリードした3回一死無走者の守備で、先発のロブレスキがボルテにカウント2―2から5球目を投じる前だった。

 バックネット裏の最前列で緑色のシャツを着た男性ファンが、何の前触れもなく突然両腕を突き上げながら立ち上がり少なくとも5、6回は連呼。周囲のファンは何のことやら分からずキョトンとした表情を浮かべていたが、同紙は「どうしても我慢できなかった! ドジャース戦の真っ最中にファンがメキシコ対エクアドル戦でメキシコのゴールを祝う」と伝えた。

 ちょうど同時刻に行われていた北中米W杯を視聴し、思わず喜びが爆発してしまったという。その直後にロブレスキが投じた1球は低めに大きく外れてフルカウントとなり、同紙は「ほとんどの人に気づかれなかったが、その叫び声によってロブレスキは集中力を乱されてしまった」と分析した。

 もちろん、ネット裏は野球ファンにとって〝特等席〟の一つ。同紙も「最もチケット代が高いエリア」とした上で「メキシコ人ファンの近くに座っていた人たちは、ただ彼を見守っていたが、中にはやや控えめに祝福の声を上げる人もいた」と描写した。なお、メキシコは前半戦で2点を先取し、2―0のまま40年ぶりとなる決勝トーナメントの勝利でベスト16入りを果たした。