国民民主党の玉木雄一郎代表は30日、国会内で皇室数の確保に向けた皇室典範改正案をめぐり、報道陣の取材に応じた。

 政府はこの日、臨時閣議を開き、皇室数の確保に向けた皇室典範改正案を閣議決定。女性皇族が結婚後も皇族の身分を保つこと、旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎えることを可能とするとした。

 玉木氏は皇室典範が閣議決定されたことについて「長い時間をかけてですね、両院の議長副議長のもとで皇室全体会議を開いて、幅広い各党各会派の意見を踏まえた立法府の総意というものを取りまとめて、それを政府に報告した上で、政府の責任において取りまとめられたのが、今回の閣議決定された皇室典範改正法案だと思っています」とコメント。

「必ずしもすべての会派が一致した内容にはなっていませんけども、丁寧な議論の結果、取りまとめられたものですので、これをしっかりと国会において議論することが重要だと思います。その上で大事なことはですね、そういった経緯でまとめられた皇室典範改正法案でありますから、静室な環境のもとで議論を積み重ねていくことが、内容に加えてプロセスにおいて、ことの性質上、非常に重要だと思います」とした。

 国民民主、中道改革連合など野党5党の国対委員長はこの日、国会の正常化を求め、森英介衆院議長に対して申し入れを行った。

 その理由は衆議院の比例定数を45議席削減する法案をめぐり、野党側が「選挙制度を丁寧な議論を求める」として反対する中、委員長の職権で審議入りを決めた。これに野党側は「民主主義のルールや国会を軽視だ」と猛反発。衆参ともに委員会審議を欠席する事態となった。

「やはり皇室典範だけはですね、与野党の対立や政局を離れ静室な環境のもとで議論することが、ことの性質上ですね、不可欠だと思いますし、また、皇位の安定継承につながる問題でもありますから、丁寧に議論を重ねていくこと。間違ってもですね、党派対立の渦の中に入れるようなことがあってはならない法案だと思っていますので、与野党の立場を超えて会派の立場を超えて、一人ひとりが皇室、あるいは皇位の継承に関わることに扱っているんだというですね、謙虚な気持ちをもって法案審議に臨むことが必要」と語った。