スタメン落ちの悔しさをバットで晴らした。広島の小園海斗内野手(26)が20日のヤクルト戦(神宮)で3点を追う5回無死一塁に代打で登場し、右翼ポール際へ今季1号2ラン。5月23日の中日戦以来、21試合ぶりの打点となる自身初の代打本塁打で反撃のノロシを上げた。

 前夜19日の同戦では4打数無安打。守備でも失点につながるプレーがあり、この日はスタメンから外れた。それでも出番は突然やってきた。1―4の5回無死一塁。先発・森下の代打として打席に向かうと、ヤクルト先発・松本健の初球スライダーを振り抜いた。打球は右翼ポール際へ一直線。今季250打席目で飛び出した待望の1号となった。

 小園は「打ったのはスライダー。何とかしたいとつなぐ気持ちで打ちにいった結果、いい感触で捉えることができました。点を取られた後のイニングで得点につながるホームランになって良かったです」と振り返った。

 苦しい状況の中で飛び出した一発は、自身初の代打本塁打。背番号5の意地が詰まった一振りが、雨中の逆転劇の出発点となった。