燃え尽き症候群か――。阪神は15日の広島戦(マツダ)に2―5で敗戦。セ最下位相手に痛恨の2連敗を喫し、この日中日に敗れた2位・巨人とのゲーム差を広げることはできなかった。

 初回から一死一塁から森下が鯉先発・斉藤優の145キロの直球をとらえ、左翼スタンドへ突き刺さる先制の29号2ラン。主砲の一打で主導権を奪ったかのように見えた。

 しかし、先発・大竹が昨季までの〝お得意さま〟を止めきれなかった。初回一死一、三塁から坂倉の二ゴロの間に三走の生還を許し、すぐさま1点差。さらに3回には投手・斉藤優のプロ初安打となる中前打からピンチを招き、モンテロの二ゴロで同点とされると、坂倉には適時左前打を浴びて逆転された。

 6回には2イニング目となった湯浅もつかまった。無死一塁からファビアンに145キロの直球をとらえられ、左翼席上段へ運ばれる15号2ランを被弾。2―5と一気に突き放されてしまった。

 打線も初回の森下の一発以降は沈黙。8回には鯉4番手・高に対し、二死満塁まで攻め立てたものの、4番・佐藤が遊ゴロに倒れ、最後まで追加点を奪えなかった。

 前カードの首位攻防戦となった巨人3連戦では3連勝。宿敵を撃破した勢いのまま一気にVロードを快走したいところだったが、広島に舞台を移すと一転して2連敗となった。藤川球児監督(46)も連敗について問われると「そういう結果ですね」と渋い表情を浮かべるしかなかった。

 ライバルとの首位攻防戦で燃え尽きている場合ではない。首位を守り抜くためにも、16日の同戦では猛虎軍本来の姿を取り戻したいところだ。