MF南野拓実が8日(日本時間9日)、ベースキャンプ地のテネシー州ナッシュビル入りした日本代表に〝メンター〟として合流した。

 南野は昨年12月に負った左膝前十字靱帯断裂の重傷でW杯に間に合わなかったが、選手とは異なる形でチームをサポートする。この日の練習ではDF長友佑都(FC東京)とともにランニングなどをこなした。

 練習後、取材に応じ「このグループに入れることをまずうれしく思う。迎えてくれた監督、代表スタッフ、チームメート、いろいろな人が関わってくれて僕は今ここに来ている。もし必要であれば僕の経験だったり、何かしら僕なりのアプローチをして、チームに何か良いものを還元できれば」と役割のまっとうを誓った。

 サポートプレーヤーのDF吉田麻也(37=ロサンゼルス・ギャラクシー)については「僕以外にももう一人、先輩がいるので、負けないように自分を鼓舞したいと思う」と語り、笑みを浮かべた。

 負傷当初の心境については「最初の数週間は辛かった。アスリートにはケガがつきものだけど、タイミングや、このW杯にかける思いというのはもちろんあったので」。それでも「そういう思いをしてきた選手を見てきたし、どう立ち直って、どう強くなっていくべきなのかも含めて見てきた」と前を向き、治療とリハビリに励んだ。選手としてではないが、世界制覇を目指す貴重な〝戦力〟が加わった。