北中米W杯(11日開幕)に臨む日本は8日(日本時間9日)に米国入りし、テネシー州ナッシュビルで調整を開始した。1次リーグF組初戦オランダ戦(14日=同15日)に向けて森保ジャパンの守備的MF勢の状況が厳しくなっていることもあり、鎌田大地(29=クリスタルパレス)と佐野海舟(25=マインツ)のコンビに熱視線が注がれている。日本が誇る〝心臓〟のデキが結果を左右するという主張まで飛び出した。
今大会のメンバーでは特に守備的MFが注目を集めている。守田英正(スポルティング)が落選し、遠藤航(リバプール)はケガ明けで復調途上。しかも鎌田、佐野、遠藤、田中碧(リーズ)と手薄とあってアクシデントの際にはDF瀬古歩夢(ルアーブル)とDF板倉滉(アヤックス)がMFを務める方針だ。
そんな中、主力の鎌田と佐野はフル稼働が求められる。鎌田はゲームコントロール力と舞台でも動じない強メンタルが魅力。今季は欧州カンファレンスリーグ(ECL)優勝に貢献。Eフランクフルト(ドイツ)時代の欧州リーグ(EL)制覇に続く快挙となった。W杯に向けて「自分が積み上げてきたものを表現できたら」と力を込めた。
一方の佐野はボール奪取能力が持ち味。ピンチの芽をつみ、時には前線へボールを運んでチャンスを演出する。昨季に加入したマインツで好プレーを見せた。初のW杯では世界基準のパフォーマンスを発揮するべく着々と準備を進めており、最大8試合、出ずっぱりとなる可能性があるが「いけると思う」と力強いコメントを残した。
そんな2人について元日本代表MF前園真聖氏(本紙評論家)はキーマンについて「やっぱり鎌田と佐野海舟だと思います。2人がどれくらいチームを攻守にわたってバランス取ってけん引できるかっていうところが一番のポイントです。日本の生命線だと思いますし、彼らがいい状態で何試合プレーできるかが結果に影響が出ます。それくらい重要になります」と力説した。
それぞれの長所はこう説明する。「佐野に関してはボールを奪えるデュエルだったり、そこのインテンシティーの高さがあります。W杯後はビッグクラブに行くような活躍をしています。鎌田は本人も〝ボランチの方がいい〟と言っているように後ろの方がよりボールを持って、前の選手をうまく使えますし、彼にボールが入ると奪われないので、チームが落ち着きますよね。それにどういう状況でも冷静です」
オランダとの1次リーグ初戦は6日後に迫っているが、鎌田&佐野コンビは日本にとって欠かせないピースなようだ。












