巨人の橋上秀樹監督代行(60)をトップとした新体制はここまで交流戦を12試合消化し、7勝3敗2分けでセ・リーグトップとなる4位。直近2カードは4勝2分けと負けなしの1週間となった。そんな快進撃を続けるチームの原動力はリーグ2位の防御率2・78を誇る救援陣だ。ナインも「雰囲気はかなり良い」と評す鉄壁ブルペン陣。その要因の一つには意外な理由があった――。
抜群の安定感が光っている。前カードのロッテ戦では3戦目こそ守護神マルティネスが安田にソロを被弾し1点を失ったものの、救援陣が直近4試合で許した失点はこの1点のみ。先発陣がゲームメークを果たし、盤石な救援陣がリードを守り切って勝利を決める必勝パターンが確立されつつある。
前出のマルティネスはここまで23試合に登板し防御率2・01、リーグトップの18セーブを記録。セットアッパーの大勢も24試合で防御率1・54、17ホールドをマークすれば、救援エース・田中瑛も25試合で防御率0・42、大勢と並んでセ3位タイの17ホールドをマーク。そのほかにも中川、船迫、高梨と強力なリリーバーがそろい、球界屈指のブルペン陣を形成している。
ベテランの高梨、中川らを除いて20代の投手が大半を占める若手中心の救援陣ということもあり、日々活気に満ちあふれている様子。田中瑛も「若い選手も多いので、とにかく明るくて雰囲気はいいと思いますね」と評している。その要因の一つには、選手同士の「モノマネ大会」があるようだ。
それは日本ハム戦が行われたエスコンフィールドでの練習中の出来事。前夜の試合で登板し火消しに成功した田中瑛は独特なポーズで喜びを爆発させていたが、その様子をマルティネスが〝完コピ〟してモノマネを披露。続けて大勢も同様にまねてイジり、一同が爆笑する和やかなワンシーンがあった。
イジられ役となった田中瑛は「マルティネスがしょっちゅう誰かのモノマネをしてイジってるんです(笑い)。それに続いて自分たちもモノマネしたりして…日常茶飯事ですよ」と舞台裏を告白。イタズラ好きな守護神を起点にした即席モノマネ大会が、つかの間の休息となっているようだ。
日々、緊迫した場面で淡々と仕事をこなす仕事人たちだが、ゲーム前はまた別の話。穏やかな時間を過ごしながらガス抜きをすることで、チームの結束とパフォーマンスの向上につながっているようだ。












