ヤンキース打線が31日(日本時間1日)の敵地アスレチックス戦でア・リーグ記録となる1イニング13得点を達成した。

 3点を追う3回、先頭・ボルピの中前打を合図に、強力打線が相手先発左腕・ロペスに襲いかかった。二つの四球を挟んで無死満塁からゴールドシュミット、ライス、ジャッジの3連打で逆転に成功。ロペスをマウンドから引きずり下ろしてもNYのバットは止まらず、この回、長短11安打、4四球で13得点を奪った。

 1イニング13得点はリーグ初の快挙で、ナ・リーグでは1972年のブレーブスと2003年のフィリーズが記録しているという。意外なことに本塁打はなく、コツコツと走者をためて大量得点につなげた。試合は13―8でヤンキースが逃げ切った。

 試合後、ジャッジは地元メディアの取材に「初めの2イニングは少し眠気を感じていました。選手たちにはもっと期待していますし、彼ら自身ももっと期待していることを知っています。だから、チームを奮い立たせるために、いくつか言葉をかけたんです。選手たちはそれに応えてくれました」と振り返った。歴史的快挙の裏には主将のゲキがあったようだ。

 13得点については「これまで、このようなイニングを経験したことはありません。ノーアウトから打線を回すなんて、信じられない。このチームにはそういう力があるんだ。追い詰められた状況から抜け出し、プレッシャーをかけ続けた。アスレチックスが粘り強く打ってきて、追い上げてきたから、あの13点は全て必要だった」と熱く語った。